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「大佛次郎と住まいをめぐるヒストリー 鎌倉そして横浜」展
展示紹介、第四回目です。 【第1章 大佛次郎 住まいの履歴書】つづき☆ ④鎌倉・雪ノ下 こだわりの家 昭和4年(1929)、鎌倉の雪ノ下に新居を構えた大佛次郎。 写真:大佛次郎による大佛邸新築図案 間取りは大佛自ら構想し、 両親が住むための日本家屋部分を完成させてから、 書斎や寝室などの洋間部分を増築しました。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ 下のほうにご注目。 よく見ると・・・「猫」!! 横には階段のような絵が。 建築雑誌「朗」に掲載された談話記事「家・仕事場」によると、 「間取りやなんかは、無駄も多いだらうが、 僕の家には、僕の家にだけしかないものがたつた一つだけある。 猫の階段だ。 ・・・洋間の方の、書斎と寝室の間の廊下から、寝室の一隅に、猫の階段がつけてある。」 今でいうキャットタワーのはしりでしょうか・・・? どんな構造だったのか知りたいところです。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ こちらは花の名前がたくさん。 何を植えようかイメージしていたと思われます。 大佛次郎は創作の合間に庭で四季を感じ、訪れる小鳥の声を聴くことを好みました。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ また、台所はアイランドキッチンだったそうです。 写真:自宅キッチンで料理する酉子夫人 昭和初期にこの台所を設計したのは、 旧制一高時代の同級生だった若き建築家・土浦亀城 つちうら かめき。 ちょうどアメリカで建築を学び日本に帰っていたところでした。 当時の最先端、機能的でステキな台所です!羨ましい・・・。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ さて、猫や奥様のためのこだわりを先にご紹介しましたが、 大佛自身のためのこだわりもあります。 ここでは特注の寝台をご紹介します。 写真:大佛次郎記念館「記念室」のベッド (鎌倉雪ノ下・大佛邸の書斎・寝室再現) 「この寝台が日本ひろしと言えども類はなかろうと思う大きなもので、 枕もとと足の方が書棚と机になっている。 ……値段をかまわぬからと言ってモデルを古いフランスに学んで設計して 固いチーク材に彫刻して造って貰った。 四つの隅を獅子の柱が支えて立っている。」 「どの程度の豪快なものか判るまいから値段を書いておくと、 四十年前[昭和4年頃]に、四十坪の家の建築に要っただけのものを寝台一つに掛けたのである。」 (エッセイ:「本との交際」より) 写真:ベッドの装飾(獅子の彫刻)、雪ノ下大佛邸にて ![]() 本の重みで二階の床が抜けるのではないかと心配するほど、 大量の蔵書を抱えていた大佛次郎。 このベッドは本に囲まれて寝起きする大佛にとって、 生涯お気に入りの家具となりました。 写真:特注寝台で執筆する大佛 戦時中も猫と本のために疎開せず、鎌倉に留まりました。 写真:大佛邸の書庫にて ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ 戦後、大佛次郎は自邸近くに茅葺き屋根・数寄屋風の家を手に入れると、 茶を点て、酒を振る舞うゲストハウスとして利用しました。 写真:自宅近くに購入した別邸にて 庭に咲く桜は大佛が植え大きく育った自慢のもの。 毎年春には文士たちが集まり花見を楽しんだそうです。 写真:桜の時期の別邸、1966年ころ 写真:自慢の枝垂れ桜と大佛 大佛次郎と言えば猫のイメージが強いですが、犬もいました。 写真:大佛夫妻と犬、別邸にて 「ジャコベ」という長命で表彰された犬がいたようですが、 もしかしたら、この子かも!? ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ さて、今日はここまで。 ホテル・ニューグランドは、また次回。 大佛次郎記念館もたどる予定です!
by ojmm
| 2020-12-23 12:25
| 展示
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大佛次郎記念館のご案内
【開館時間】
4-9月 10:00~17:30 (入館は17:00まで) 10-3月 10:00~17:00 (入館は16:30まで) 【観覧料】 大人 200円 中学生以下 無料 ※20名様以上の団体料金 大人 150円 ※毎月23日(市民読書の日)と、第2・第4土曜日は高校生以下無料 ※横浜市在住の65歳以上の方 100円(濱ともカード等をご提示ください) ※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名 無料 《団体入館のご予約》 予定日時、人数、説明希望有無をご連絡ください。 ご希望の団体には、入館時に大佛次郎と当館についてご案内いたします。 【休館日】 毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日) ※展示替等で臨時に休館することがあります。 大佛次郎記念館ホームページはこちら 所蔵資料のご案内はこちら 大佛次郎記念館 〒231-0862 横浜市中区山手町113 TEL 045-622-5002 FAX 045-622-5071 以前の記事
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