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「大佛次郎と住まいをめぐるヒストリー 鎌倉そして横浜」展
展示紹介、第二回目です。 メイン展示は2階ギャラリーからスタートします。 【第1章 大佛次郎 住まいの履歴書】 ①生まれ故郷・横浜 写真:横浜の生家で、家族と 大佛次郎(本名・野尻清彦のじり きよひこ)は、 1897年(明治30)、横浜市英町十番地(現在の横浜市中区英町八番地)に 五人兄弟の末っ子として生まれました。 写真:生家の近く、「赤門」と呼ばれた東福寺(写真は現在)。 家から東福寺の途中には、吉川英治の清水町一番地の家もありました。 英治少年と清彦少年は、きっとすれ違っていたのでは? ②青春時代・東京 小学校一年生で転校して東京へ。 以後、大学卒業までの多感な時代を東京で過ごします。 早稲田大学に通う長兄・正英(のちの野尻抱影)の影響や、 古本屋通い・図書館通いで本に親しみました。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ 東京での大佛次郎の転居歴をざっと見てみましょう。 ①☆牛込区東五軒町十番地 (現在の新宿区東五軒町。神楽坂駅付近。 明治38年、4月に新設されたばかりの新宿区立津久戸小学校に転校。) ↓ ②☆芝区白金三光町十三番地 (現在の港区高輪、白金付近。 単身赴任していた父が日本郵船を定年退職し、初めて一緒に暮らす。) ↓ ③☆芝区四ノ橋近く (白金三光町の家の近く、現在の港区南麻布付近。兄夫婦の借家。) (明治43年、旧制一中に入学。) ↓ ④☆本郷区向ヶ丘 (現在の文京区本郷向丘。 大正4年9月、第一高等学校仏法科に入学。一高の寄宿寮に入る。) ↓ ⑤☆神田区北神保町十三番地 (一高3年生、大正6年秋より寮から出て、青年たち三人で下宿生活を始める。) (大正7年9月、東京帝大の政治科に進む。) (大正10年、学生結婚。) ↓ ⑥☆井の頭公園の門前の家(大正10年6月、東京帝大卒業。) ⑦☆豊多摩郡淀橋町柏木(同年10月、青柳瑞穂宅。) (柏木地区は現在の新宿区西部にあり、大正時代は田畑の広がる農村だった。) ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ 写真:①牛込時代、小学校1年生の清彦 1905年(明治38) 「何となく私の周囲に、正体はまだ不明だが、文芸だの小説だの言う言葉が聞こえた。」 写真:②白金三光町の家の門前にて 小学校6年生の清彦(中央)と兄たち 1909年(明治42)夏 「私の家は三光坂の下、四ノ橋に近い裏路地にあった…」 「…矢島牛乳店の小さい牧場が町の中にあって、牧夫が乳をしぼっていた。」 写真:④一高寄宿寮の寝室 「全国各地方から集まった十二人が、順に入って来て対面し、 寝室は二階で、朝夕を共にすることになった。」 「……私は大学に三カ年籍をおいていて、教室に入ったのは、三十日ぐらいであろう。」 写真:友人たちと結成した劇団 「テアトル・デ・ビジュー(宝玉劇場)」 大正8年 新劇活動のなかで、女優の吾妻光(本名・原田登里、のちの酉子夫人)と出会います。 酉子夫人はメーテルリンクの「青い鳥」で光の精を演じていて、 清彦青年はその稽古を見に来ていました。 ちなみにチルチルはまだ女学生だった水谷八重子、 ミチルがおさげの小学生だった夏川静江。さすが新劇の揺籃期ですね。 写真⑤:新婚時代、北神保町の下宿にて。 ![]() 1921年(大正10)、2人は周囲の反対を押し切り、学生結婚します。 家財は、粗末な茶箪笥とチャブ台に、茶碗と箸だけで一切である。 ……二十五歳であった。」 このあと、鎌倉に教職を得て夫妻で移住します。 ◇◇◇〇◇◇◇〇◇◇◇ さて、長くなってしまったので、今回はここまで。 次回は、鎌倉借家時代~~鎌倉雪ノ下~~ホテル・ニューグランド~~をたどる予定です!
by ojmm
| 2020-12-22 11:35
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大佛次郎記念館のご案内
【開館時間】
4-9月 10:00~17:30 (入館は17:00まで) 10-3月 10:00~17:00 (入館は16:30まで) 【観覧料】 大人 200円 中学生以下 無料 ※20名様以上の団体料金 大人 150円 ※毎月23日(市民読書の日)と、第2・第4土曜日は高校生以下無料 ※横浜市在住の65歳以上の方 100円(濱ともカード等をご提示ください) ※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名 無料 《団体入館のご予約》 予定日時、人数、説明希望有無をご連絡ください。 ご希望の団体には、入館時に大佛次郎と当館についてご案内いたします。 【休館日】 毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日) ※展示替等で臨時に休館することがあります。 大佛次郎記念館ホームページはこちら 所蔵資料のご案内はこちら 大佛次郎記念館 〒231-0862 横浜市中区山手町113 TEL 045-622-5002 FAX 045-622-5071 以前の記事
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