大佛次郎作品に触れていただく機会を増やしたい、との思いから大佛次郎記念館では、大佛作品を収めたブックレットを制作しています。
4作目となる大佛次郎記念館ブックレット「花と語らう」(400円・税込)を、「花と語らう―大佛次郎の花ごよみ」展開幕と合わせ、9月14日より発売します。
大佛次郎にとって、庭木や身近に咲く草花は「古くからの友人」や「伴侶」といった言葉で語られる、大切な存在でした。大佛の草花への愛情は、季節の移ろいや旅をテーマとするエッセイをはじめ、多くの作品に刻まれています。
そんな、花にまつわるエッセイから、「花の色」「千本桜」「野薔薇」「肥後の菖蒲」「母子像」「最晩の花」の6篇をまとめています。
ぜひ手に取って、もの言わぬ草花をいつくしむ大佛次郎の思いを、美しい情景描写と共に味わってみてください!
※10月以降も400円(税込)で販売予定です。