テーマ展示「フランス19世紀末の”事件”と近代日本」は7月16日まで
2012年 07月 07日

大佛次郎は早くからフランス近代史に関心を抱き、1926年(大正15)の日記には、「ドレフュス事件など社会学的に調べて見度い」と記しています。
30年(昭和5)「ドレフュス事件」、35年(昭和10)「ブウランジェ将軍の悲劇」の後、59年(昭和34)「パナマ事件」、61~64年(昭和39)「パリ燃ゆ」まで、4部作は断続的に発表されました。構想から中断を経て完結まで要した長い月日は、大佛が歴史的”事件”に深く関心を寄せ続けた日々であり、日本の激動の時代でした。
いずれの作品も当館閲覧室でお読みいただけるほか、「パリ燃ゆ」は受付でご購入いただけます。展示観覧とあわせてのご利用をお待ち申し上げます。
(写真は大佛次郎日記 1926年(大正15)2月1日の箇所)
◆次回展示解説 7月13日(金)14時~
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by ojmm
| 2012-07-07 11:47
| 展示