大佛次郎記念館40周年記念の企画として、「私の好きな大佛次郎の一文」を募っています。
ぜひ、お気に入りの一文をお寄せください。
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ツイートの中から、リツイートやイイネを多くいただいたものを、ちょっとだけ紹介します。
大佛次郎記念館のTwitterはこちらからご覧いただけます。春が来たら、心ゆくばかり春の山をみたまえ。
空き地に伸びている、平凡な雑草にも注意をこめて見る目を養いたまえ。
それだけのことで君たちのいのちは豊かに成るし、型に入れられた人間に成ることから免れられるのだ。
ゆったりとした心で、自分を生かして行きたまえ。
春が来たら、目を洗う心持で山を見たまえ。
『鎌倉通信』(君たちの春の山)
躊躇していないで、出発することから始めよう。
『鎌倉通信』(和田君の散歩)
同じ時代に生きていても離れていて顔も知れない著者を自分の友人として親しむことも出来れば千年二千年前に死んでしまっている著者も、本さえ手もとにあれば同じように自分の友人の輪の中に加えられる。これが大きなことなのだ。
『鎌倉通信』(本に慣れること)
1946年8月頃の大佛次郎(自宅書斎にて)