記念館の正面玄関には、2匹の猫たちがお客様のお出迎えをしています。
正面から向かって右にあるのが、大佛次郎がルーブル美術館で買い求めたのと同じ猫の銅像なのですが、この猫にある日、異変が起こっていました。
これが、ある日の写真です・・・。
ちょっと分かりにくいでしょうか?それでは、もう少し近づいた横からの写真を・・・
猫の眼が飛び出しています!!
色も金色っぽくて、ちょっと怖いです。
誰かが面白がっておもちゃの眼を取りつけたのかとも思いましたが・・・
飛び出した眼を触ってみると、人間の手ではとても作れないほど薄い土の塊で、すぐに壊れてしまいました。
その後、ネットで調べてみるとどうやらトックリバチの仕業ではないかということになりました。
トックリバチは、巣を作ってその中に、卵を産み付けます。その後、幼虫の餌となる芋虫などを捕獲して仮死状態にしてから、一緒に巣の中に入れて蓋をするのだそうです。今回の巣は、まだ蓋もされておらず芋虫も入っていなかったので、作って間もないものだったようです。
自然の造形にしては、出来すぎです。びっくりでした。
実は今年、記念館は10月30日(日)に山手西洋館のハローウィンウォークに、スタンプチェックポイントの一つとして参加します。
もしかすると、それに備えて気の早いルーヴル猫が、一足早く仮装を始めたのかも知れませんね。(現在は、巣はありません。)