大佛次郎研究会第17回公開発表会が、「劇作家としての大佛次郎 TVドラマ『奴凧』舞台化をめぐって」をテーマにトークショー形式で開催されます。
◆日時 平成23年5月28日(土)
14時~16時30分(開場13時30分)
◆会場:
神奈川近代文学館ホール
(大佛次郎記念館隣)
※会場は大佛次郎記念館ではありませんので、ご注意ください。
◆参加費 500円(資料代)
※当日先着200名様。直接会場へお越しください。
◆内容
<お話>津上忠(劇作・演出家)、村上光彦(仏文学者・大佛次郎研究会会長)
<朗読>河原崎國太郎、津田恵一、山崎辰三郎(前進座)
<司会・進行>渾大防一枝(劇団民芸・演出家)
※都合により出演者などの内容が変更される場合がございます
大佛次郎の文学的出発は演劇青年としてはじまります。22歳(大正8年)、一高出身の学生仲間と「テアトル・デ・ビジュー」を結成、有楽座公演を目ざします。一方、英仏の演劇関係書を熱心に読んでいます。そのころ、新劇の先駆的存在「民衆座」によるメーテルリンク「青い鳥」公演のための稽古場をたびたび見学するうち、女優・吾妻光と出会い、やがて結婚します。
関東大震災(1923年)以後、『鞍馬天狗』など小説執筆が主となり、劇作家への夢は胸に秘められ、戦後、「若き日の信長」など新歌舞伎の名作に開花していきます。
1969(昭和44)年、前進座の津上 忠さんは大佛作のテレビドラマ「奴凧」を舞台用に脚色、宇野重吉演出、中村翫右衛門・五世河原崎国太郎主演で新橋演舞場にて公演しました。「奴凧」は諧謔味のなかにも大佛の江戸庶民への温かい眼差しが感じられる世話物ドラマです。この上演にあたり大佛次郎と親しく接した津上さんを囲んで、劇作家大佛次郎を多角的に語り合います。
(写真は『奴凧』原稿)
◆主催
大佛次郎研究会
◆お問合せ 大佛次郎記念館 TEL045-622-5002
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